●フランス人が伝えた現在のレバノンワイン
レバノンのワイン造りの歴史は古く、レバノン人の祖先であるフェニキア人によって造られたフェニキアワインがルーツとされています。フェニキア人によって伝えられたワインは、古代エジプト、西はローマ帝国まで広がりました。
飲酒が禁じられているイスラム教徒の統治下にあった時代でも、ワイン造りを担っていたキリスト教徒はワインの製造が認められ、レバノンでは現在に至るまで絶えることなくワインが造られてきました。
1850年以降フランスの植民地時代にはイエズス会の修道士が、駐屯している兵士のためにフランスの葡萄を入植し、ワイン造りを行いました。その後、イスラム教の普及でワインの生産は激減しますが、第一次大戦後のフランスの統治時代によって、レバノンのワイン造に現代的なワイン醸造技術の導入されるようになります。
そして1990年の内戦終結とともに、ワイン造りが本格的に発展するようになり、今日では国際的に高い評価を得られるワインになってきました。
レバノンのワイン生産は、フランス人とは切っても切れない深い関係のもとで、発展してきました。 |