ドメーヌ・デュ・セリエ・オ・モワンヌ


LVMHの幹部がジブリでワイン造りの夢へ

■シトー派によって発見され開拓された歴史ある畑「クロ・デュ・セリエ・オー・モワンヌ」の再興

ブルゴーニュ南部ジブリ村の小高い丘に位置するクロ・デュ・セリエ・オー・モワンヌの畑は、12世紀にこの地にたどり着いたシトー派によって発見され開拓された歴史ある畑です。

シトー派が認めた高い実力をもつ畑でしたが、20世紀に入り戦後の石炭の採掘、あるいは製鉄など工業が発達して若者が皆働きに出てしまったため、長年畑の手入れが行き届かずに工場労働者が飲む安ワイン用の畑の地位に甘んじていました。

しかし、この歴史ある畑の可能性を再発見し、2004年に買い取ってドメーヌを興したのがフィリップ・パスカルです。

彼は、ヴーヴ・クリコ社の社長を歴任しLVMHの幹部まで務めましたが、自身の長年の夢であり、かつ妻の故郷でもあるブルゴーニュへ舞い戻りました。

そしてこの歴史ある畑の名にちなんで、ドメーヌの名前を「ドメーヌ・デュ・セリエ・オー・モワンヌ」と名づけました。

■高品質なワインを造るためシトー派が建造した古いセラーを最新式に刷新

フィリップは若いころに農学も学んでおり、ワイン造りに明確なヴィジョンを持つ優れた経営者です。
2004年に畑を買い取ってから即座に除草剤や殺虫剤の使用をやめました。

また当初のシトー派が建設したドメーヌの古いセラーは風格はありましたが、ワインを樽で長期熟成させるには手狭でセラー内の温度も一定しないため、2015年ブルゴーニュでも唯一の4階層グラヴィティーフローの新しい醸造所へ刷新。

ワイン造りにポンプを一切使用せずにワインへのストレスを排除し、エコでサステイナブルなセラーとしました。

また醸造責任者にはDRCやアルヌー・ラショーで経験を積んだギョーム・マルコを迎え、2016年からビオロジック、2017年にはビオディナミへと移行。

フラッグシップのクロ・デュ・セリエ・オーモワンヌは、5つの区画に細分化して細かく観察し、畝ごとに栽培・醸造を行います。

1960年代に植えられた古木は大量生産用のクローンであるため、凝縮しているがフィネスに欠けるとして、マサール・セレクションで小さく繊細な実をつけるブドウ樹へ植え替えを進めています。

シトー派のワイン造りの哲学を引き継ぎ、醸造はシンプル&ナチュラル。
畑と選果台で徹底的に優れた果実のみを選別し、完熟した健全な果実のみを全房発酵。
発酵は野生酵母のみで、熟成は新樽比率30%。

無濾過・無清澄で瓶詰めし、12か月ボトルの状態で休ませてから出荷します。
シャロネーズ地区「ジヴリー」を越えるドメーヌとして、今後もますます注目されることは間違いありません。

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